土曜の朝、電車に乗るとガラガラ。端の席に座っていると大音量で「恋の奴隷」のカラオケバージョンが聞こえてきた。えー?えー!!まじか!誰だ?たまたま斜め前に座っていらした五十代半ばの男性を見てしまった。インテリな雰囲気の男性。その方が私の視線に気づいたらしく、イヤ!イヤ‼︎俺じゃない・・汗?という表情を浮かべたられた。キョロキョロし始め、犯人がその方の前に座ってらしたご年配の女性だと判明したらしく、その女性に音が漏れていますょと注意されていた。
その女性はあら?そぉって関西弁で返事をされた。その男性は、ほら僕じゃないょ、と私を見た。
その日の診療中、私の頭の中はずーっと恋の奴隷の楽曲がかかっていた。大学の先輩とスナックに飲みにいくと必ず歌っていらした。それを聞きながら、あなた好みになりたいなんていう女はいないょ・・と思いなら水割りを飲む私がいたことをふと思い出した。
では、また。