今日は久しぶりにノンビリ過ごしていました。家の事と動物の世話だけすれば良い一日。土日は診療所の壁紙と照明の取り替えで休診いたします。
最近悲しい事件が多いですね。父が息子を殺害する事件がありましたね。悩みに悩んでの事と思います。この事件を知った時、医局を辞めた後就職した病院の技工士さんの話しを思い出しました。当時四十過ぎ位の物腰の柔らかい方。忘年会か何かでたまたま隣の席になり色々お話しをさせていただきました。その方は代々歯科医の家系。お兄様は高名な歯科医。ご自分はお兄様と違い勉強が嫌いで父の期待にそえず暴走族にはいっていたそうです。お母様はそんな自分をいつもお父様の仕置から守ってくれたそうです。が、ある日喧嘩で相手に怪我を負わせたことを聞くと、貴方を産んだのは私だから責任をとって貴方を殺して私は死ぬ・・と言って包丁を持った母親に追いかけまわされたそうです。そのまま家を飛び出して裏山に隠れたんだ・・。えー?晩秋の旭川で?凍死覚悟ですよね。寒かったょ、けど家に帰ったらお袋に殺されると思ったから帰れなかったんだ。いつもどんな事をしても私を庇ってくれたお袋が鬼の様な顔で包丁を突き付けてきた時、本当に怖かったょ。母の凄さ、女性の強さを思い知らされたんだ・・と懐かしそうに話していらっしゃいました。どんな思いで我が子を手にかけたのでしょうか。胸が潰れるような事件ですね。
ではまた。